こんにちは。Ryuです。
今回は私が使用している登山用腕時計を紹介します。
というか、この時計って登山用なんでしょうか?名前スポーツギアですしね。
登山を始めたころ、「お金がない~」と言いながら買った商品です。
protrek買うまでの繋ぎだな、と思っていましたが、使っていて何の不自由も感じません。素晴らしい時計です。
ちなみに1度壊れて買い換えました。見た目も好きだし、protrek高いので、同じ商品リピートです。
壊れた理由はフリークライミングをしていて色々あって落としてしまったためです。30メートルくらい落としたので、普通に使っていたら壊れないと思います。
登山用腕時計って高いです。
色々な機能が付いていて、良い物だと5万円とかします。
私が使っている「CASIO SPORTSGEAR SGW-300H-1AJF」は、1万円しないくらいの値段で、登山時計としては安いですね。
夏の沢から、冬の3000メートル級までこの腕時計と登っています。安いから気兼ねなく使えますし。
問題点はソーラー電池ではない事、オートライト(傾けたら明かりが点く機能)がない事でしょうか。
山用の時計欲しいけど、お金かけるのもな~、と思っている方にはおすすめです。
最低限の機能は備えています。(というか、これ以上の機能は正直いらない)
CASIO SPORTSGEAR SGW-300H-1AJF
まずは商品紹介。この時計です。
[カシオ]CASIO 腕時計 SPORTSGEAR スポーツギア SGW-300H-1AJF メンズ
見た目は普通にかっこいいです。
というか、私はこいつと色んな山に行き過ぎたので格好よく見えます。
最初の頃はコレ欲しがってなかったし、そんなに格好良くないのか!?
いや、protrekやらsuntoよりかっこいいですよ!
Pro Trekなどの高価な時計との比較
なんといってもこの時計は安いです!
アマゾンで購入しても約6000円です。その他の山用時計は安くても1万円からです。
その他の高価な時計との性能比較は以下のような感じです。(2017年3月調べ)
CASIO SPORTSGEAR | Pro Trek
MANASLU PRX-8000 |
SUNTO CORE DEEP BLACK | |
---|---|---|---|
値段 | 約6000円 | 10万円以上 | 約 4万5000円 |
バンド | 樹脂 | チタン、ステンレス | シリコン |
液晶 | 樹脂 | サファイアガラス | サファイアガラス |
防水 | 10気圧防水 | 10気圧防水 | 3気圧防水 |
気圧計測 | 有(計測範囲:260~1,100hPa) 気圧差グラフィック |
有(計測範囲:260~1,100hPa) 気圧差インジケーター アラーム通知機能 |
有 |
高度計測 | 有(計測範囲:-700 ~10,000m) 計測単位5m 高度計策モード切替時、最初の3分間は5秒ごと計測、その後は約2分おきに約10時間自動計測 |
有(計測範囲:-700 ~10,000m) 計測単位1m 高度計策モード切替時最初の3分間は1秒ごと計測、その後は約2分、又は5秒ごと自動計測 |
有 計測単位1m |
方位計測 | 無し | 60秒連続計測 | 有 |
温度計測 | 有(計測範囲:-10 ~ 60℃) | 有(計測範囲:-10 ~ 60℃) | 有(計測範囲:-20 ~ 60℃) |
アラーム | 有(5つ登録可) | 有(5つ登録可) | 有(1つ登録可) |
低温での使用 | -10℃まで | -10℃まで | -20℃まで |
ライト | LEDライト | フルオートダブルLEDライト | ELライト |
電池 | 電池寿命:約3年 | ソーラー | 電池寿命:約1年 |
protrekの一番良いやつとかと比較しましたが、個人的にはそんなに変わらないなという印象です。
特に差が出ているのが、方位機能くらいでしょうか。
ただ、私は方位機能べつに要らないな、と思っているので、あまり気になりませんでした。
登山用時計に必要な機能
上記の比較表の項目ごとに、どういった点が選ぶ際のポイントになっていくのか、個人的な重要度やこだわりを紹介します。
バンド
直接肌に接触するので柔らかい物が良いです。
厳冬期アルプスや沢など、金属のバントは冷えて使う気にはなりません。
あと固くて関節が痛いですよ。個人的には樹脂やシリコンの物を選びます。
液晶
スポーツギアは樹脂製です。普通に傷つきます。
私の時計は既に傷ついています。でも見れます。
樹脂製の風防でも傷がついたら治せますし、そんなにこだわりポイントではないですね。
防水
10気圧防水です。沢を泳いでも問題ありません。
登山後に風呂に行くときにも、付けて湯船に浸かってしまいます。
気圧・高度計測
山では非常に使う機能ですね。
比較表の3タイプとも計測の仕組みは同じです。
標高記録機能が備わっている物もありますが、使うんでしょうか?
私は必要ないと思っています。
登山仲間にprotrek使用してる人が居ますが、計測される標高の差は10~20mくらいでした。
山では「標高」と「地図から読み取る地形のイメージ」で、大まかに現在位置を測定します。
100mの誤差が出たら流石に困りますが、30mくらいまでの誤差は問題になりません。
第一、気圧の変化で標高の測定しているので、晴れたり・曇ったりで標高変わるわけです。
標高を測定するポイント(顕著な地形など)を定めておいて、こまめに標高補正する方が大切です。
方位計測
知り合いのprotrekで方位計測の機能を使ってみましたが、結構正確で便利でした。
方位計測のためにprotrek買っても良いかもしれません。
方位計測がスポーツギアには付いてたら最強でしたけど、値段もそこそこなのでしょうがないですかね。
コンパス、地図を必ず持参すれば方位計測の機能は代替できるので、問題はないです。
コンパスを首から下げて頻繁に見るのと、時計で方位計測機能をこまめに使う、どちらが良いかは人によりそうです。
個人的には頻繁に方向を確認したいので、首からコンパス下げる方法が良い気がします。
(道に迷っている時って常にコンパス見ている感じなので、時計操作しているの面倒臭そうに感じますが、どうなんでしょう?)
温度計測
たまに測ります。
腕から外さないと使用できないし、頻繁には利用しません。
アラーム
朝起きるのに使います。
私は朝が弱いので2つ以上登録できるタイプだと助かります。
1日の行動終了時間にもセットしておくと、登るのに夢中で夜になってしまった、ということを予防できます。
1つしか登録できないのは嫌かな…。
意外にも、標高計の次に使う機能かもしれません。初回購入時は意識しませんでしたけど。
低温での使用
スポーツギア使用、2月の3000m級では問題ありませんでした。
-10~20度くらいでしょう。
ライト
腕を傾けると点灯するタイプが便利です。
SPORTSGEARにはこの機能が付いていなく、そこだけが少し不満です。
電池
ソーラーが安心です。
スポーツギアは残念ながら電池式です。
長期山行に行く場合などは電池を予め交換すると良いでしょう。
必要十分な機能を持った時計
山を始めたころからずっと一緒に登っているため、かなり愛着のある時計です。
これからもコイツと色々な所に行くでしょう。
高価な時計と比較しても意外と良い勝負していて驚きました。
ソーラーじゃない、くらいが不満な部分で、値段は安いですし、備えている機能は十分だと思います。
夏の沢登から厳冬期冬山登山まで、色々な場面で使えます。
お金なくても、お金あっても、使ってみてください。
今回紹介した山道具
[カシオ]CASIO 腕時計 SPORTSGEAR スポーツギア SGW-300H-1AJF メンズ