八ヶ岳のアイスクライミングルート、クリスマスルンゼ・武藤返しの滝を紹介します。
船山十字路の駐車場から入山、阿弥陀岳の南側の沢沿いにある、アイスクライミングのショートルートです。
ルート自体は数本しかなく、本エリアだけのために行くか?と言われると微妙かもしれません。
アイスマルチピッチの広河原3ルンゼや、広河原左俣などと合わせて、泊まりで行くと良いでしょう。
広河原3ルンゼは難しくありませんが、おすすめのルートです。私が上った際の記録はこちらから。
参考タイム
エリアまでの歩行時間です。
※順番待ちなどで更に時間がかかる場合があります。
アプローチ
船山十字路に駐車し、ひたすら林道を歩きます。
1時間近く歩くと、林道の終点に着きますので、そこで対岸に渡ります。
(林道終点までに木で作られた堰2~3個のわきを通り過ぎます。)
対岸には上の写真の様に張り紙、マーキングがあります。
30分ほど歩くと広場に出ます。
ここにテントを張り、複数ルートをまとめて登るのが良いでしょう。
広場から右側の沢を登っていきます。
1時間程で巨岩が目印のの2俣に到着します。(また写真忘れた!)
ここの二俣を右側に進むと、10分もしないで5m程の滝が現れます。
この滝をそのまま詰めると、右手にクリスマスルンゼの滝が落ちてきます。
この滝の手前右側の沢を詰めると、武藤返しの滝に到達します。
クリスマスルンゼ
30メートル程の滝で2段になっています。
60メートルロープ1本では1度で基部まで懸垂下降できませんでした。
滝上部には倒木があり、懸垂支点として利用できます。
滝自体は2段になっており、下部が10メートルほどです。
右側が簡単で、フリーで抜けることもできました。(写真右側の岩肌が少し見えているあたりです。)
左側は60~70度くらいの傾斜です。
2段目の滝は写真上部に見える部分で、80~90度くらいの傾斜です。
人が多く入るようなので、きれいな状態のクリスマスルンゼを登れたらラッキーかもしれません。
武藤返しの滝
10メートルくらいの滝ですが、80~90度くらいの傾斜です。
短い滝ですが、クリスマスルンゼよりも垂直に近いと思われます。
滝抜け口付近の立木や、もう少し上に上った太い木から支点が取れます。
こちらも、きれいな状態を登れたらラッキーでしょう。
トポ
雪山では携帯電話は使えません。
実際は使えますが、低温状態では電池の消耗が半端ないので止めておきましょう。
GPS機能などがいざという時に使えません。
紙のトポを持っていきましょう。あと地図。
本エリアが記載されているトポはこちらです。