今回は冬山を始めるにあたって、まず最初に集めるべきウェアを紹介します。
私が必要だと考えているものです。また、身に着けるウェア類のみの紹介ですので注意してください。
どんなシチュエーションか
まず、晴れた冬の山で稜線を歩く場合を想定しています。
関東甲信越、強風の3000m級、晴れといった感じです。悪天時も同様の装備で何とかなりそうな気もしますが、体力・経験の勝負といった感じになってきます。
なるべく天気のいい日を狙って山に行きましょう。また、雪の少ないエリアをお勧めします。(南アルプス、八ヶ岳あたりが良いでしょう。)
最低限必要な服
内側(肌に近い側)から紹介していきます。
肌着
まず肌着(直接肌に触る衣類)はウールです。化繊はめっちゃ冷えます。はいていた時期もありましたが、スースーして寒いです。
私はこれらを使っています。
全部モンベル製品ですね。何故かというと、家の近くに店があるからです。
他社の製品でも別にいいと思います。大体同じようなもんです。
上半身の服装
肌着の上に着る服です。
肌着の上に、フードのないタイプのスマートウールベースレイヤーを着ています。ジッパーを最上部まで上げることで、首回りも保温してくれるため便利です。
スマートウールベースレイヤー脱ぎ着する保温着(上半身)
保温力を確保するための服です。脱ぎ着して体温調整します。
基本、行動時はフリースを着ています。よっぽど暖かいときはスマートウールベースレイヤーだけで行動しますが、基本はフリース着用ですかね。
シャミース・ライニングジャケット更に寒いときはナノパフを着用します。強風時の稜線などは上記フリース+ナノパフで保温力を高めます。耳まで保温出来るので、強風時などはフードを使用します。フード付きをお勧めします。
ナノパフ・フーディ防風用アウター
Mountain Hardwearのハードシェルを使用しています。古い型の物なのでWEB上に情報がありませんでした。すいません。
カッパでも良い気はします。昔はカッパで登ってました。ただ、以下の点で冬山用のハードシェルと差があります。
- ハードシェルはヘルメットの着用しやすいように作られている
- ハードシェルは収納(ポケット類)が使いやすい
- ハードシェルは雪の斜面で滑りづらい素材で作られている事もある
- ハードシェルは手袋着用したままでも操作しやすいように作られている
思いつくのはこんなとこでしょうか。雨具によっては上記をクリアする物もあるでしょう。機能的には防風・防水なのでカッパで基本は問題ないんですが、細かい使いやすいさではハードシェルに軍配でしょうか。
下半身の服装
下半身ですが、私は結構薄着です。前述のメリノウールのタイツの上にmacpacのハードシェルを着用しており、それのみです。
寒いとき、稜線歩きをする時はウールのタイツの上に厚手の化繊のタイツを着用します。(タイツ2枚履き)
スマートウール・タイツmacpacの商品はニュージーランドで買ったためか、WEB上に情報がないので紹介できません。すいません。
基本はGORE-TEX1枚ペラの物です。保温力はありません。
想像の通りあまり暖かくありません。ただ、私は困ったことがないので問題ないんですよね。下半身は冷えを感じづらいのでそこまで保温力はいらないと思っています。
ただ、知り合いはウールタイツ+ズボン+オーバーパンツのような組み合わせの方もいます。寒がりでなければ、タイツオンリーで行けると思いますので、個々人で調整してください。
その他小物など
服はここまで紹介した物で基本的に登っています。
その他に紹介していないものとしては、手袋や靴下、帽子などになります。
手袋は手袋用の別記事を見てください。
それ以外を紹介します。
バラクラバ
バラクラバはモンベルの薄手の物を使用しています。私は帽子やネッグウォーマーと組み合わせて使っているので、息苦しさがなく、他の道具と組み合わせやすい点が気に入っています。
ジオライン バラクラバ帽子
帽子は薄手のニット帽です。古い型のものなためWEB上に情報がありませんでした。ヘルメットの下に着用するのでかさ張らない物です。おそらく、これの前のモデルと思われます。
靴下
靴下は例のごとくモンベルです。保温力は問題ないでしょう。
フィット感も良いと思います。サイズをきちんとチェックして買いましょう。
メリノウール エクスペディション ソックス