私の使っている冬山用の寝袋紹介です。
3シーズンの寝袋は軽量化を考えてモンベルの#5を使っております。こちらの商品も非常にコンパクトで気に入っているんですが、流石に冬山に持っていくわけにはいきません。
今回は厳冬期の3000m級で使っている、イスカの810EXを紹介します。
厳冬期は絶対に暖かさ重視!!
厳冬期シュラフで重要なことといえば、絶対的に暖かさでしょう!
かさ張るとか、重いとか言ってられません。
夜に寒くて起きるの嫌ですし。しっかり食べて、しっかり寝ないことには冬山の厳しい環境で動き続けられません。
エア810EXは2月の聖岳も、1月の甲斐駒も寒くて起きる事もなかったので非常に信頼しています。同行者はモンベルの#1を使っていましたが、寒くて何度か起きたと言っていました。
他の製品と機能を比較
せっかく記事にするので他の製品と比較してみました。イスカちゃん優秀ですね。しかも安い。(ちなみに私はアウトレット品を3万円で買いました。ラッキーですね。)
| ISUKA エア 810EX | NANGA UDD BAG 1000DX | mont-bell ダウンハガー900 #1 |
最低使用温度 | 限界温度:-25度 | 快適温度:-9℃ 限界温度:-16℃ | 快適温度:-4℃ 限界温度:-10℃ |
重さ | 1290g | 約1450g | 850g |
羽毛量 | 810g(800フィルパワ-) | 1000g(770フィルパワー) | 重量不明 900フィルパワー・EXダウン |
収納時のサイズ | 直径:21cm 高さ:37cm | 直径:21cm 高さ:41cm | 直径:16cm 高さ:32cm |
広げたときの 長さ・幅 | 84(肩幅)×208(全長)cm | ▼ショート 最大肩幅80cm、身長165cmまで ▼レギュラー 最大肩幅80cm、身長178cmまで ▼ロング 最大肩幅85cm、身長185cmまで) | 全長183cmまで |
その他機能 | 撥水加工 | ①撥水加工 ②羽毛に超撥水加工を施した高品質で高機能ダウン | 撥水加工 |
値段(メーカー価格) | ¥58,000+税 | ¥70,000 +税 | ¥70,200 +税 |
モンベルも軽くていいですね。収納も小さいですし。実際問題、テントの中が-25度になる事って殆どないので、-25度まで対応が必須かというと微妙なんですよね。
また、冬山だとシュラフカバー使う場合が多いです。保温性も増すので、プラス(-5度)程度は対応温度が広がりそうです。
ちなみに、私の場合はシュラフカバー使っておりません。持っては行くんですが、寒くないし、シュラフ濡れるかっていうと、めったに濡れないので。
ナンガのシュラフは仕様だけ見てしまうと、重くて、でかくて、そこまで暖かくないですね。
羽毛が沢山入っているので暖かさはスペック以上あるかもしれません。また、水濡れには強そうです。
私が再度購入を検討するなら、モンベルを買うか、イスカを買うかの2択って感じでしょうか。
情報はこの辺を参照、2019年2月の情報です。
- https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1121316
- http://www.isuka.co.jp/products/lineup/product.php?seq=39
- https://nanga.jp/product/sleeping-bag/udd/udd-bag-1000dx/
使用感について
基本的に暖かくて、不満はありません。
肩周りと、顔まわりはコードを絞ることで収縮可能です。寒い時などは保温力が上がり便利です。
また、分かりづらいかもしれませんが、寝袋のフード部分に小さなポケットが付いており地味に便利です。
目覚まし用に腕時計を入れておくことで、耳元で鳴るので気付きやすくなります。
ISUKA ウルトラライトコンプレッションバックと併用
山に持って行く時に便利なのがコンプレッションバックです。非常に暖かいシュラフなんですが、何と言ってもでかいです。そのまま持って行くと、かさ張ります。
50リッターのザックに入れるとこんな感じです。
このザックは2気室あるので、メイン部分は少し狭目ですが、3分の2くらいがシュラフに占有されます。冬山でテントや登攀道具も一緒に持って行くとなると、ちょっと厳しいです。
コンプレッションバックに入れるとこんな感じになります。
冬場は道具を外につけたりしたくないので、このサイズになるのは助かります。
コンプレッションバック使った際のサイズ感はこんな感じ。(写真を撮るのが下手で分かりづらくすいません。ペットボトルを参考にしてください。)
今回紹介した山道具
イスカ(ISUKA) 寝袋 エア 810EX レッド [最低使用温度-25度]
厳冬期3000m級の相棒です。疲れてへとへとでもテントに入ってコイツにくるまれば非常に快適です。
ナンガ (NANGA) UDD BAG 1000DX レギュラー CBL(コバルトブルー)
濡れに備えるならナンガも良いかもしれません。ダウン量も多いので、スペックより暖かいかも。
amazonになかったので写真はありません。軽くて、そこそこの暖かさ、シュラフカバーと併用したら良いかもしれません。知人曰く結構寒いときあるらしいです。他の2つと比較するとずいぶん軽いので、ダウンが少なく、そこは仕方ないんでしょう。
イスカ(ISUKA) ウルトラライトコンプレッションバッグ M ロイヤル 339212イスカのシュラフを使用する場合、収納時はコンプレッションバック使用が便利です。
付属の収納袋よりも3分の2程度のサイズに圧縮可能です。810のショートサイズの場合はMサイズが良いです。それ以外のサイズは公式ホームページを参考にしてください。