秋山の登山は良いですね。
夏は暑いし、虫は居るし、低山はちょっと歩くのが辛い。
秋は紅葉が良いし、涼しいし…、個人的には登山をするのに非常にお勧めの季節です。
特に低山歩きなんかいいです。
今回は9月~11月中旬頃で、日帰り登山する場合の服装について解説していきます。
意識すべきは夏と殆ど同じですが、気温が低い分、防寒の準備を意識的にします。
前半に考え方、後半では私の装備を紹介しています。
服装の基本は夏と同じ
日帰り登山に行くときの服装の基本でも述べたように、登山の基本は重ね着です。
気温が低い分、汗はかきづらいです。
とはいえ、汗冷えで体温が下がるスピードも速いため、気を付けましょう。
少しでも熱いと思ったら1枚服を脱ぐなど、こまめな体温の調整を心掛けます。
少し寒いくらいが良いです。
体の冷えには細心の注意をする
秋山で気を付けたいのが体の冷えです。
以前、山でフラフラになった事がありますが、原因は汗冷えでした。
当時は何故か分からなかったですが、汗をかいた後に秋の冷たい風に晒された事が原因だったようです。
樹林帯の登りで汗をかき、休憩や強風による体温低下で行動力が低下した、という事です。
夏山でも同様の事は起こるのですが、秋山では一瞬で、顕著に発生するため注意が必要です。
特に急に風が強くなった場合など、歩き続けていても体温が下がり最悪の場合動けなくなってしまう事もあるでしょう。
また、休憩時は必ず防寒着を切るなど、ルールを決めて体温調整するのがおすすめです。
防寒着、カッパの重要性
秋山では防寒着をしっかり準備しましょう。
また、カッパも大切です。
防寒着
秋山における防寒着は行動時にも着用することを考慮して選びましょう。
私の場合はフリースを愛用しています。
フリースは汗で多少濡れても乾くので行動中も気兼ねなく着用できます。動きやすいですし。
ダウンジャケットは濡れに弱いので、あまりお勧めしません。宿泊する場合などは持参するといいでしょう。
あと、個人的にお勧めなのがネッグウォーマーと手袋です。
着脱が億劫で服を着ない事は意外とあるんですが、これらの小物は着るのが簡単で暖かいです。
カッパ
特に標高の高い山に登る場合は必須です。
霙(みぞれ)が降る事もあるため、しっかりとしたカッパをもって、絶対に濡れないようにしましょう。
気温の低い秋山において、衣服の濡れは生死に関わってくることさえあります。
カッパはウィンドブレーカーとして、防寒着にもなります。
登山用でなくても良いですが、必ず用意しましょう。
使っている山度道具
↑10月に木曽駒ヶ岳を訪れた筆者。1枚目が出発時、暑がりなので薄着です。
稜線は寒かったのでフリース+カッパのズボン着用です。来ている物・持って行っている物を紹介します。
上半身
長袖シャツ1枚+フリース+カッパの上着 を持っていきます。
長袖シャツは適当な化繊の物です。私は量販店で買った1枚1000円くらいのスポーツTシャツ着てます。
フリースはモンベルの「シャミースジャケット」を愛用しています。
防風性もあるので暖かいですし、裏地がサラサラしており、脱ぎ着しやすい点も気に入っています。
同社の「クリマプラスアウタージャケット」も持っているのですが、暖かく快適に感じますので、こちらをメインで使っています。
(モンベル) mont-bell シャミースジャケット Men’s 1104981 MST マスタード S
下半身
化繊パンツ+化繊タイツ+半ズボン+カッパズボン を持っていきます。
寒がりの人は「タイツ+半ズボン」を長ズボンにするといいと思います。
パンツやタイツなどは量販店で買ってます。安いし。必要な人はサポートタイツなど…。
半ズボンも化繊の物です。
小物
手袋+ネッグウォーマー+ニット帽 を持っていきます。
前述の通り脱ぎ着しやすく温度調整が楽です。軽くかさ張らないので、とりあえず持って行っています。
持っていないため寒くて困ることはありますが、持って行ったせいで重くて疲れるという事はないという考えです。
ネッグウォーマーはノースフェイスの物を使用してます。
ボタンが便利です。使わない時はリュックの何処かしらに引っ掛けておけたりします。
[ザ・ノース・フェイス] リバーシブルネックゲイター Reversible Neck Gaiter コズミックブルー 日本 F (Free サイズ)
帽子はモンベルやらmacpacの物やら色々と。
手袋はブラックダイアモンドを使用しています。
他のブランドの物にするとしても、左右の手袋を繋げられるフックのような物があると重宝します。
ネッグウォーマーと一緒で引っ掛けておけます。
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) ミッドウェイト スクリーンタップ BD77120 ブラック M
その他
今回は日帰りの服装紹介ですが、泊りであればナノパフを追加します。
初めての山域で気候が分からないようでしたら、1枚追加しましょう。
暖かい、小さくなる、化繊で乾きやすいと素晴らしい商品です。
秋は泊まる時、休憩時しか着ないですが、冬は行動中も着ます。
私はフードタイプを使用、夜は耳まで隠れて暖かいです。
(持参している他の服にフードがあるか?等も関わるので一概にどちらが良いとは言えません。)
パタゴニア(patagonia) M’s Nano Puff Hoody メンズ・ナノ・パフ・フーディ 84222 Classic Navy(CNY)M【日本正規品】
最後に
秋山登山は快適だし良いです。
紅葉きれいだし、涼しいし、虫は居ないし、最高です。
ただ、予想以上に寒い可能性があります。防寒対策を念入りにして山に行きましょう。