所属会のクライミング教室てきな物でバットレスに登る予定があったのですが敗退(?)。
私は山もクライミングもずっと行けていないので、この教室にも殆ど関わっていなかったのですが、
1年間頑張って練習してきて最後のバットレスだけ登れないというのも微妙だよな~と思い、皆さんを誘って行ってきました。
天気予報がいまいち読めず土曜に登るか日曜に登るか?肩の小屋に泊まるのか御池小屋に泊まるのか?
最終的に決まったのは前日、土曜日帰りでバットレスを登り白根御池小屋に降りてくるという計画に…。
天気的に仕方がないとはいえ、新人(とはいえ皆さん半年以上練習してますが)の皆さんに大変な工程だな~と思いながら出発しました。
当日は朝の5時少し前に芦安駐車増に到着。
前回は車酔いで大変だったというTさんYさんは酔い止めで完全武装していざ出発!
広河原へは6時ちょうど着。TさんYさんはやはり結構酔ってしまった様子。でも前回よりは良かったそうな?
酔いやすい人はバスよりタクシーが良いみたいです。
ヤマテンでは昼頃から雨・みぞれの可能性あり、なんて書いてあるとは思えないほどの好天!
しかも紅葉もばっちりでは!?
とはいえ、本日中にバットレスを登って降りてこなければならないので足早に進みます。
急いで御池小屋までの急登を登り、御池小屋には8時頃に到着。
私はテントを張り、皆さんは小屋に荷物をデポしいざバットレスに出発!
天気は最高!本当に午後から雨降るの!?
白根御池から二俣を経てバットレスの基部へ、二俣から見えるバットレスの遠さに嫌になってしまいます。
紅葉も良い感じ、天気も最高!予報とは裏腹に最高の登攀日和となりそう。
車酔いで体調が悪かったYさんもこの景色とバットレスを見たら登攀意欲がわいたようで計画通り全員でアタックすることに。
今回はBガリー大滝から登りました。
登山道から分岐してアプローチに入りますがバットレスはまだ遠い!
こんなに歩いたっけ?と思いますが、壁が近づいてくると良い雰囲気に、俄然やる気が出てきました。
我々のパーティは3人だったので必然的に私がリードに。10:30にクライミング開始!
1P目は簡単なので登山靴で登ります。60mいっぱい伸ばしてBガリーの落ち口に。
そこからは歩きのパートでCガリーを横切り4尾根取付きを目指します。
トシゾーさんに聞いたら歩いて取り付きまで行けるような話でしたが、ちょっと場所がよく分からず。
尾根沿いの簡単な所をロープを出して登りました。(ここもルートだったはず)
心配していた天気も全く崩れず、微妙だったらここで撤退しようかと考えていましたが登る事に。
12:30に登攀開始。
出だしのクラックは問題なし、ここも60m伸ばしていきます。
久々のクライミング&2人を上げるという事でロープアップが大変な事…。
4尾根の2ピッチ目では掌がつってしまい手が開けないほどに!
とはいえ私が登らなければトップアウトもできませんので騙し騙し登ります。大変だ~~~!
4尾根もハイライトのリッジの部分へ。
天気は終日こんな感じで本当にベストコンディションでした。
寒さは全くなし。日が出ると暑いくらい!
マッチ箱から懸垂下降し最後の城塞ハングに向かいます。
このころには疲れ果てており早く終わってくれ~と思うばかり…。
結局トップアウトは私たちのパーティーが15:30ごろになりました。
さあ、あとはI夫妻パーティーが登って終わり!と思いきや、ここでトラブル発生。
城塞ハングでロープが動かなくなってしまいました。この処理に時間がかかり結局ヘッデン下山に。
小屋に着いたのは19:30過ぎとなりました。いやー長かった…。
最終日は下山のみ。白根御池小屋からなので時間もかからず楽でした。
天気は夜の20時ごろから崩れ始め上部では雪も降ったようです。
最終日は昼頃までずっとこんな感じの天気でした。午後は晴れたようです。
結果的には予報が外れて最高の天気でバットレスを登る事が出来ました。
皆さんも念願の?バットレスを登れて良かったと思います。
ただ、正直登るべきだったのか?ちょっとよく分かりません。
結果的には登れたので良かったのでしょう。ただ経験の浅いメンバーだっと事を考えたら、そもそも天気予報が不確定な時点で行くべきではないのでは?と思ってしまいます。
とはいえ、そんなこと言っていたら登るところにも登れないのが山の世界でしょうし…。
4尾根基部の天気や色々加味して成功したという事にしておきます。
コメントを残す